なおパパの再出発

30代・妻と娘の3人家族・元正社員・転職2回3社経験・うつ状態・フリーターが再起をかけるブログ

うつ休職を経て気づいたこと5つ

はじめまして。

なおパパと申します。

 

約2ヶ月前に、うつ状態と診断され会社を休職開始。

現在、復職に向けて日々過ごしています。

 

この記事では、そんな筆者の休職2ヶ月間を経て気づいた事5つを紹介します。

また、冒頭では自身の紹介や、ブログ開設に対する想いもお伝えしていきます。

 

 

 

自己紹介

なおブログです。

30代会社員。現在、うつ状態により休職中。

現在までに3社経験しており、心療内科にかかったことも、

うつ状態と診断されたことも、今回が初めてです。

妻・子供と3人家族で暮らしています。

 

これまでの人生を振り返ると、順風満帆だったといえるのではないかと思います。

高校大学と進学し、新卒で入社した企業にて長年勤務。

結婚、出産、マイホーム購入(中古マンション)というビッグイベントも終えました。

 

ところが、コロナの影響で長年勤めていた会社の経営状況が大幅に悪化。

将来への不安や焦りから転職を試みました。

1社目は、2ヶ月足らずで肌に合わず退職。

そして、2社目となる今の会社で、過労と人間関係悪化により、うつ状態となりました。

 

うつ状態による休職がブログ開設のきっかけ

在職中は時間がなく、休職中もほんの数日前まではブログを書く心の余裕は無かったです。

ただ、ここにきてようやく症状が落ち着いてきたこと。

そして、主治医から半日の軽作業を指示されたことで、ブログ開設に至りました。

 

ブログの目的は、至ってシンプルです。

「同じ症状の人に、ほんの少しだけ楽観的になって欲しい。」

 

うつ状態になった当初というのは、自責の念が強いです。

自分が弱いからこうなってしまった。

無価値な人間だ。といった悲観的な思考に陥ります。

考えまいと思っていても、四六時中未来を案じ、自分を責めます。

 

僕の場合は、休職2ヶ月で上記のような思考の落ち込みは軽減されました。

症状の度合いによって、いつ気持ちが楽になりはじめるかは分かりません。

ただ、どんな人でもきっと考え方が好転する時が来ると信じています。

 

このブログを通して、うつ状態を少しでも楽観的に捉えてもらえればと思います。

また、気持ちがちょっとでも楽になればという気持ちで、執筆をすすめていきます。

 

休職2ヶ月を経て気づいたこと5つ

 

いま生きていることが奇跡

休職直前というのは、本当に心がすり減っていました。

「今この線路に飛び込んだらどうなるんだろう」

「死んで保険がおりた方が家族は楽なんじゃないか」

こういった、とんでも無いことを、普通に考えていました。

 

普段1時間で帰れる帰路を、2時間半かけて帰ったりしていました。

今思うと、かなり不安定な状態だったと思います。

 

僕の場合は、休職するきっかけとなった日。

出勤時間になると涙が止まらず、強い吐き気をもよおしていました。

見かねた妻が、職場に連絡してくれたことで、その日は欠勤。

翌日から、休職となりました。

 

今思うと、自分だけでは何も判断出来ず、最悪の事態に陥っていたかもしれません。

本当にいま生きているだけで、ラッキーだと思っています。

 

考え方は変わっていく

休職して間も無い頃は、その時の状態が変わる気がしていませんでした。

もちろん、会社には戻りたくなかったです。

仕事に関わるものを見るだけでも、心がザワザワしたのを覚えています。

 

絶対にその感覚は変わることないと思っていましたし、今もわずかにその感覚はあります。

ただ、少しだけ楽観的に捉えられるようになってきています。

「たまたまタイミングが悪くて仕事に追われてしまっただけ」

「その部署の人間関係が自分に合っていなかっただけ」

「環境が悪かっただけで仕事はやりがいもあった」

など、休職に至った原因を一時的・部分的なものとして見るようになりました。

 

・・・と、模範的な楽観視もありますが、それだけじゃないです。笑

 

良い意味で、不平不満が出るようになりました。

「普通に考えてあれはおかしかっただろう」的な感じです。

 

主治医や人事の方には、最初から上記のように環境が悪いと言われていましたが、

うつ状態がひどかった時は、とにかく自分が悪いと思っていました。

そのため、「こう言っているけど、ただ慰められているだけかもしれない。」と、

客観的に物事がみれずに、悲観的に捉えていました。

 

今では、当時の状況を客観的にみれますし、あまり悲観的になることもありません。

考え方は、症状の軽快とともに変わっていきます。

 

主治医から「治療中は転職や退職など重大な決断は避けるように」と言われていました。

全くその通りだと思います。

たとえ同じ結論に至ったとしても、その考え方は大きく異なっていたと思います。

 

しんどい事や辛い事からは逃げていい

休職期間が始まった当初、仕事をしていない罪悪感からか、

無理に家事をこなそうとしたり、普段通り子供と関わろうとしていました。

また、妻子供を少しでも楽しませたいと、帰省旅行に行ったりもしました。

 

結果、全て裏目に出ました。苦笑

僕の場合は、すごくイライラしやすくなってしまい、すぐ怒鳴る。

そして、その反動でまたネガティブ思考に陥るという悪循環でした。

 

子供は、年齢的にもワガママ盛りですから、普通の精神状態でもイライラします。

また、帰省時の移動中も人の多さに疲れ、疲労困憊だったのを覚えています。

 

家事も、もともと料理は自分の担当だったという事もあり、

いつも通り作っていたのですが、結局それもストレスになっていました。

 

現在は、子供のワガママに気持ちが耐えきれなくなったらすぐにその場を離れる、

料理はパルシステムなどを使って簡単に済ませる、必要以上に外出しない。

この3点を守ることで、随分と症状が良くなりました。

 

今では、少しずつ以前のように料理や外出が出来るようになってきています。

 

休職前、当たり前にやっていたことでも、ストレス要因はあります。

少しでも、しんどい辛いと感じたら、やめちゃったほうが良いと思います。

 

うつは人生を好転させるきっかけ

うつを治すのは困難とか、時間がかかるというのは良く言われます。

確かに、元の状態には中々戻れないかもしれません。

 

ただ、今は「うつは自分を救ってくれたのかも」と思っています。

 

実際、自分の仕事のやり方や考え方を、何度も何度も考えました。

また、普段何気なく出来ていることに感謝するようになりました。

 

なにより、自分自身の器といいますか、キャパシティといいますか、

限界を知ることが出来ました。

 

その点では、うつ状態になったことが、今後の人生設計する上で、

非常に良い経験だと感じています。

 

妻や家族の支えは尊い

気づいたことの最後ですが、妻や家族にこれまで以上に感謝するようになりました。

それも、心の底から。

 

僕は、本当に運が良いのだと思いますが、周りの支えは非常に強力でした。

 

特に、どんな状態になっても、そばにいてくれている妻には頭があがりません。

そもそもの、最初の心療内科予約も妻が取ってくれましたし、

休職直前の欠勤時に、上司に電話してくれたのも妻です。

今でも、診察には付き添ってくれています。

 

実家の両親はもちろん、義父母も心配してくれていました。

 

休職序盤は、ほんとうに自分の事で精一杯です。

それで良いと思います。ただ、1人で悩みすぎないようにしてほしいです。

きっと力になってくれる人は周りにいるはずなので。

 

【まとめ】うつに感謝する日がくるかも?

休職してから、本当に色々な心情の変化がありました。

こんなに自分の身を労ったのは、生まれて初めてでした。

 

うつ状態になったというのは、きっと何かのメッセージだと思っています。

働き方、妻や子供との接し方、生活習慣など、見直した点は多々あります。

きっと、このために休職したんだと考えて、これからの人生歩もうと思います。

 

うつは決して悪者ではないと、少しだけ無理やり楽観的に捉えている筆者でした。